からログ

からあげが鳥並の頭で学んだことを記録する場所だよ

高解像度動画のエッジデバイス用物体検出手法「EdgeNet」

論文へのリンク

[1911.06091] EdgeNet: Balancing Accuracy and Performance for Edge-based Convolutional Neural Network Object Detectors

筆者・所属機関

George Plastiras(University of Cyprus), Christos Kyrkou(University of Cyprus), Theocharis Theocharides(University of Cyprus)

投稿日付

2019/11/14

概要(一言まとめ)

高解像度の動画を性能を下げずに、高速度・低電力でディープラーニングによる物体検出をする手法

エッジデバイス向けで、UAVなどを想定しているよう。

手法の概要

f:id:karaage:20191120175805p:plain:w640
論文より引用

 上図のように、3ステージに分けているのがポイント。

 1ステージは通常のCNNによる物体検出で、3ステージはLucas-Kanade法による昔からある手法でのトラッキングなので、ポイントは2ステージ。

 1ステージで検出した対象が、コーナーの4隅に来るような5種類のサイズのタイルを生成する。これにより1ステージで検出した物体1つに対して20個のタイルが生成される。

 これらのタイルから、Effective Processing Time(EPT)と呼ばれる、物体を効率よく検出できる指標を元に1番良いものを選ぶ。最終的には、すべての検出した対象をカバーするようなタイルの組み合わせを選ぶ。

 それらのタイルに対して、更にCNNによる検出をかけることで、性能と速度の向上の両立を狙う。

コメント

 タイルの工夫は、3回くらい読み直して理解できた(と思う)。なかなか面白いなと思った。考え方、何かに応用できそう。

関連情報

次に読む論文

自分なりのアウトプット

気になった英単語・英語表現

  • hierarchical 階層的
  • outperform より性能が良い