動画2.0 VISUAL STORYTELLING

動画2.0　VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)

　「これからは動画の時代だ！」みたいな話を風の噂で聞いたので、とりあえず話題っぽいこの本を読んでみました。筆者の動画への熱い想いは伝わってきました。あと、映像の歴史とか時代の流れ的なものも勉強になったし、これから動画がより強くなっていくのは説得力を感じました。

　ただ、筆者の考えは、自分とは少し考え方がずれているなとも感じました。「コンテンツ is キング」という根っこのところは共感できるのですが、それを表現するメディアに自分は特にこだわりがないのですよね。テキストでも、映像でも、音声でも、相応しいメディア（プラットフォーム）を選択すればよいと思っています。もし相応しいものがなければ、それこそ自分でメディアから作らないといけない（作るべき）というのが私の考えです。

　この本の筆者は、あくまで動画ファーストという位置づけなのですよね。まあ、でもそれは動画に並々ならぬ思い入れとこだわりがある以上仕方がないのかなと思いますし、どちらが正しいというものでもなく、スタンスの違いなのだと思います。

　というわけで、動画が強くなりそうなのは分かったのですが、動画の大変さは昔少しやってみて痛いほどよく分かっているので、私は変わらずゆるゆると文字とかを垂れ流していこうかなと思います。